サヤカとの出会い

N町ガールズと出会った頃、俺には曖昧な関係の女の子がいた。

名前はサヤカ、6歳年上のミナミで働くキャバ嬢だった。

当時17歳だった自分にとって、20代の人達は社会の中で生きてる別世界の人間だった。

 

進学校のT高は、部活を高2の冬で引退する制度になっていた。

引退後、真っ直ぐに張られていた弦が切れたように俺は自堕落な生活へ。

 

その日もいつものように学校が終わった後、友達5人とミナミでブラブラしていた。

と同時にスタビで遊べそうな子に手当たり次第にメッセージを送っていた。

返事が来た子達の中でも、東北から来たばかりだというサヤカのメッセージに目が止まった。

そのまま少しやり取りをしたのち、自分達がこれから飲みに行く店にサヤカも誘うことにした。

 

俺達が席について20分程してサヤカが合流した。

ドレスに羽織りもの、出勤前の格好だった。

サヤカから見れば年頃の背伸びした子供達、そんな風に映ってたんじゃないかな。